J1復帰するC大阪が大分MF家長昭博(23)獲得に乗り出したことが分かった。23日までに正式オファーを出したことが判明。家長はG大阪から大分に期限付き移籍中で、チームの若返りを進めるG大阪が呼び戻す方針を固めたばかり。オシム体制の07年に日本代表を経験した「未完の大器」を巡って“大阪ダービー場外戦”が勃発した。

 C大阪は4年ぶりのJ1での戦いを前に、攻撃力アップを狙っている。エース香川に欧州移籍の可能性もあり、攻撃的中盤の補強は急務だ。折しも香川は前日22日にブンデスリーガなどの視察から帰国。それに合わせるように家長獲得へ正式に動きだした。

 あるJリーグ関係者は「奥さんが大阪出身で、関西に戻りたいようだ」と家長の“関西志向”を説明する。また家長は過去にG大阪で西野監督の戦術に順応できず控え暮らしが続いた経緯があるだけに、C大阪を選択する可能性が高い。

 C大阪は、すでにG大阪退団が決まっている「なにわの闘魂FW」播戸竜二(30)にも正式オファーを出している。家長と播戸は私生活でも仲が良く、連係面も不安はない。家長&播戸のダブル獲りで、大幅な攻撃力アップを狙うことになる。