<J2:福岡3-0札幌>◇第2節◇札幌ドーム
コンサドーレ札幌が、ホーム開幕戦で手痛い完敗を喫した。福岡に敗れた。前半立ち上がり3分にセットプレーから得点を許すと、同22分、後半5分と失点。ホーム開幕戦ではクラブワーストとなる3点差負けとなった。後半30分に新加入のFW中山雅史(42)が途中出場し、再三ゴールに迫ったが結果的には無得点。ゴン効果で残り15分は見せ場を作ったものの、勝利には結びつかなかった。
痛すぎるホーム初戦となってしまった。大事な一戦は3失点完敗。快勝を期待して札幌ドームに集まった2万1908人のサポーターも、さすがに堪忍袋の緒が切れた。今季道内お披露目の一戦で、いきなり見せられたぶざまな戦い。スタンドにあいさつに向かった選手たちにもファンから厳しいブーイングが浴びせかけられた。
前半3分にいきなり失点を許すと、その後も攻撃陣が機能せず、試合の流れをつかめなかった。中盤で起点が作れず、同22分には左クロスを福岡FW大久保に押し込まれ追加点を許した。「攻撃が単調になってしまった」とMF宮沢。焦りからか前線への縦パス一辺倒となり、両サイドを有効に使えず、逆に福岡のサイド攻撃に屈した。
90分のうち、見せ場となったのはゴン投入後の残り15分だけだった。0-3と引き離されていた状況だっただけに、中山は「1-3、2-3、3-3にするという気持ちで入った」と気合十分。後半30分、胸を5回、ほおを2回たたき、ピッチに飛び出すと、この日一番の大歓声がわき上がった。ロスタイムにはMF上里の浮き球のパスをGKと競り合いながらゴールに押し込もうとするなど、味気ない試合の中、ただ一人強烈なオーラを放ち続けた。
それでも失った3点を終盤15分だけで覆すのは至難の業だった。後半から入り奮闘した内村も「中山さんが入って勇気づけられた。前で体を張ってくれてたし、もう少し自分が絡めれば…」と悔やんだ。
ホーム開幕で味わった無残な敗戦。スタートだからこそまだ取り返しはつく。中山は「まだシーズンは始まったばかり。でもこの敗戦をしっかりと受け止めて、自分たちのやるべきことをしっかりと出していくことが大事。それも練習から出すこと」と巻き返しを誓った。昇格へ向け冷静に課題を見つめ、全力でチームを立て直していくしかない。【永野高輔】




