何が何でも勝利を手にする。逆転負けを喫した京都戦から一夜明けた28日、磐田の主力組は大久保グラウンドで軽めのメニューで調整した。2度先行しながら、終了間際での逆転負けで開幕4戦白星なしの最下位。31日に中3日で迎えるナビスコ杯の開幕戦浦和戦(埼玉)に向け、柳下正明監督(50)は「ナビスコで勝ちたい。勝てばリーグ戦へ弾みをつけられる」と、勝利への強いこだわりの姿勢を見せた。

 9日間で3試合の過密日程を考慮し、ひざの古傷を抱えるMF西のベンチ外を決め、代役にはMF上田が濃厚。しかし、打撲などで別メニュー調整したFWイ・グノ、MF成岡について、同監督は「ゲームに影響のでない程度なら使いたい。2トップ?

 そのままでいくつもり」と主力の起用を宣言した。「昨日は勝ちを取りにいって負けてしまった。選手は悪くない。自分の責任。切り替えてやっていきたい」と、指揮官はひたすら前だけを見つめた。【栗田成芳】