<J1:清水2-1大宮>◇第8節◇24日◇アウスタ
清水がわずか1節で首位を奪い返した。今季から加入しチームを生まれ変わらせたMF小野伸二(30)が、移籍後リーグ8戦目にして、待望の初アシストをマーク。強い雨に苦しんでいたチームに勢いをつけた。
後半13分だった。小野は右サイドでボールをキープすると、中央に走り込んだMF兵働の動きを見逃さず、針の穴を通すかのような正確なグラウンダーのパスで先制点を演出。「強いパスじゃないと通らなかったと思う。兵働の動きはトラップしたときから見えていたよ。いいタイミングで(兵働が)入ってきてくれた」と、満足そうに振り返った。
ゴールへの意欲は試合ごとに増してきた。「今まではバランスを気にしていた部分もある。今日はゴールに向かっていく意識があった」と、普段よりも積極的に相手ゴール前に迫った。さっそく、アシストという形で結果を出したが「今日は兵働も(山本)真希もとったし、中盤より前で得点がないのは、ぼくぐらいですね…」と苦笑いを浮かべた。
チームは開幕8戦無敗で首位に再浮上。そして、次節は浦和との首位攻防戦が待ち受ける。「ずっといたチームだし、知っている選手もたくさんいる。懐かしさを感じると思う」と、古巣との対戦に思いをはせながらも「レッズ戦でゴールが取れるように、ゴールを取ることで盛り上げられるように自信を持ってやる」。移籍後初ゴールの舞台も完ぺきに整った。【為田聡史】



