<J1:G大阪1-0山形>◇第16節◇1日◇金沢
会場の照明とともに、山形の勝ち点が消えた。午後6時35分に差し掛かろうとした時、4基ある照明塔のうち2基が、原因不明の停電を起こした。日没直前で、薄暗い状況に、観客はどよめき、選手も集中力をそがれた。その直後の前半32分に「納得できない」(DF前田和哉=27)失点を食らう。
相手スローインのタイミングで、主審の笛を複数の選手が聞いた。前田は状況を説明する。「笛の意味を確認しにいったら、審判が腕時計を指さした(試合を止める意)ので、水を飲みに行った」。イレブンが準備をまったくしていない状況でプレーが再開し、結果的に決勝点を奪われた。ハーフタイムにも主審に詰め寄った小林伸二監督(49)は「試合をコントロールできてない。納得いかんよ」と、試合後も怒り心頭だ。
不運な敗戦といっていいほど、強豪クラブを追い詰めた。G大阪のお株を奪うようにパスをつなぎ、決定機を多く演出。だが、指揮官が「クロスのタイミングや、動きの質をもう1つ(レベルを)上げないと」と話す通り、シュート精度やプレーの正確さは、スコア以上に大きい。目標のトップ10入りを実現するために、敗戦から学び成長するしかない。【山崎安昭】




