<J1:清水2-0川崎F>◇第21節◇29日◇アウスタ
3年ぶりに日本代表に復帰を果たした清水の藤本淳吾(26)が、メンバー発表後初のリーグ戦で持ち味を存分に発揮した。ホームの川崎F戦で、今季からコンバートされた3トップの右FWで躍動感あふれる好プレーを披露。切れ味鋭いドリブル突破や、左足からの正確なFKで好機を何度も演出した。チームの連敗脱出に大きく貢献し、新生日本代表の門出となる9月4日のパラグアイ戦(日産ス)、7日のグアテマラ戦(長居)にも弾みをつけた。
藤本の快進撃が止まらない。3年ぶりに日本代表復帰の吉報が届いてから2日。「もう若手じゃないんで」と、言葉通りに、いつも通りのプレーで好調ぶりをアピールした。前半13分、相手の反則で獲得したPKのキッカーは藤本。相手GKの動きをしっかり見抜き、ゴール右へ確実に流し込んだ。
「GKが動かなかったから、ここなら届かないだろうと。プロになってからは外したことがないんで」。プロ入り2年目の07年3月24日のペルー戦に代表デビューしてからは、同年10月17日のエジプト戦までで4試合に出場。しかし、翌年の08年7月の大宮戦で利き足の左足首骨折の重傷を負った。長期離脱を乗り越えて、ようやく今回の代表復帰につなげた。
今季からコンバートされたFWでのプレーが転機のきっかけになった。ここまでのリーグ全21試合に出場し、FW岡崎の10点に続くチーム2位で自己最多を大きく上回る9点をマーク。プレースキック、ドリブル、ラストパスと万能型だけに代表チームでも役割は多彩になる。「まずは練習でアピールしてから。練習をやってから、どんなプレーでアピールするか決めていく」と、順応力で代表定着を狙う。【為田聡史】



