<ナビスコ杯:広島2-1G大阪>◇準々決勝第2戦◇8日◇万博

 G大阪が2年連続で4強進出を逃した。前半17分にDF加地亮(30)が微妙な判定で一発退場。遠藤、明神を故障で欠き、日本代表合宿に帯同していた橋本も疲労を考慮され欠場。多くの主力選手が不在となり、完全にバランスを崩してしまった。敵地の第1戦は1-0で勝利しており、引き分けでも準決勝進出が決まっていたが、完全な力負けで07年以来、3年ぶりのナビスコ杯制覇の夢は散った。

 西野監督は加地の退場に関して「審判にとっても厳しい(判定)。見るアングルに問題がある」と不満たっぷり。本職のセンターバックではなく、急造ボランチとして先発した山口も「相手はかしこい。うちがやりたいことを、やられてしまった」と悔しがった。ACLも既に敗退し、今後はリーグ戦と天皇杯しかない。悔やみきれない敗戦になってしまった。