浦和FW高崎寛之(24)が、10月2日の「さいたまダービー」大宮戦(埼玉)で、J2水戸からの復帰後初めてリーグ戦で先発する可能性が出てきた。28日、さいたま市内での実戦練習で、FWエジミウソン、田中、原口と主力組の攻撃陣を結成。「自分のバリエーションを組み合わせられれば」と脚力を生かして3ゴールを挙げて存在感を示した。

 故障離脱のFWエスクデロに加え、大宮戦はMFポンテが出場停止。昨季、期限付き移籍先の水戸で19得点を挙げた185センチFWにチャンスが訪れた。右大腿(だいたい)骨骨肉腫で闘病中の大宮DF塚本とは駒大時代からの親友で「僕がレッズでやっているところを見ていないだろうし、いいプレーを見せたい」と意気込む。

 新生日本代表入りを目標に、クラブへの通勤では「ITALIA」の刺しゅうが入った服を着ている。自分への注目度を高めるため、08年最終節横浜戦以来のスタメンに備える。