<J1:東京1-1山形>◇第33節◇27日◇味スタ

 東京がJ1残留がけっぷちの15位で最終節を迎えることになった。日本代表ザッケローニ監督が視察する中、FW平山相太(25)のリーグ戦自己最多を更新する7ゴール目もむなしく、山形と1-1のドロー。勝てば残留を決定的にしたホーム最終戦で、痛恨の結果に終わった。これで味スタでは開幕戦で横浜に勝って以来、リーグ戦は14戦未勝利。大熊清監督(46)は試合後、「最終戦まで勝利を届けられなくて、本当に申し訳ない」とサポーターに頭を下げた。

 この日、J2降格圏16位の神戸が清水を破ったため、勝ち点差は1に詰まった。得失点差では9点上回っており、「まだ、うちの方にアドバンテージがある」と大熊監督は言う。だが試合後セレモニーでの村林社長のあいさつでは、ブーイングも起きた。前半35分にはMF石川直宏(29)が左ふくらはぎに違和感を覚え交代し、最終節での出場は絶望。危機的状態で、アウェー京都戦を迎える。【塩谷正人】