<J1:東京1-1山形>◇第33節◇27日◇味スタ
山形は途中出場したFW田代有三(28)が後半41分に同点ゴール。4戦負けなしで、鹿島との最終節(12月4日=NDスタ)を迎える。
山形のストライカーは本当に頼れる。DF小林の緩やかなクロスを田代は頭でしっかり合わせた。GK権田が伸ばした手をわずかに超えたボールは、貴重な同点弾となって飛び込んだ。「僕が出てから失点したので、何とか取りたかった。良いコースに飛んでくれました」。「点取り屋」の責任を果たしドローに持ち込んだ。
10月30日の浦和戦から、天皇杯を含めて7戦5発。得点への嗅覚が研ぎ澄まされている。加えて自身初のリーグ2ケタ得点。06年の自己ベスト(7点)を大幅に更新中だ。「10点取るのは1つの目標でもあったので」。設定した目標をクリアすることで、結果としてチームを救ってきた。
この日は日本代表ザッケローニ監督が視察していた。田代は以前、同監督が訪れた10月の浦和戦でも得点を決めている。今回同様、途中出場での決勝ゴールだった。代表の話になると表情が引き締まる。「途中出場の選手なんか見てないでしょうから。先発で出てるときに来てくれたらな、と思います」。どんな状況でも点を取ってアピールしてみせる-。エースストライカーの言葉は、自信に満ちあふれていた。【湯浅知彦】




