神戸の元日本代表DF宮本恒靖(33)が、初めて他クラブへの移籍の意思を表明した。5日、本拠地ホムスタで開催されたファン感謝祭に参加。今季のリーグ戦出場は6試合だけで、出番が激減したことに触れ「来季の体制が決まってから、話し合いなり(移籍を)検討していきたいと思う」と言った。

 既に宮本側が広島に売り込みをかけたことが判明している。関係者によると広島との交渉は決裂。現時点で他クラブとの接触に宮本は「たとえ、そういうこと(オファー)があったとしても話せない」と言った。

 引退に関しては「そんなことは考えていない」と完全否定。最後の1年は試合に出て終わりたい意向を持っており、新天地で出場機会を得られれば、来オフにも引退の可能性がある。