広州アジア大会で金メダルを獲得したU-21(21歳以下)日本代表FW永井謙佑(21=福岡大)が10日、福岡市内の同大で会見し、名古屋入りを表明した。将来的に海外移籍を希望する永井に対し、名古屋側は欧州ビッグクラブへのレンタル移籍を容認。移籍の際にはストイコビッチ監督の世界人脈をフル活用することも約束した。契約期間は2年。永井は「開幕から出られるようにしたい」とまずはレギュラー獲得を誓った。
将来的な海外移籍を視野に入れる永井がインターナショナルな「タレント軍団」でのさらなる飛躍を誓った。名古屋と仮契約した後の会見で、きっぱりと言った。「選手も環境も素晴らしいので選ばせてもらいました。日本で一番強いチームでレギュラーを取ることが、日本代表に一番近い。ここでチャレンジしようと思いました。海外へのステップアップにもなる」。
アジア大会で得点王に輝いたストライカーは、名古屋、浦和、神戸、東京、福岡の争奪戦となっていた。だが世界レベルを身近に体感できるだけでなく、ストイコビッチ監督の世界人脈を活用できることが、名古屋入団の決め手になった。同監督はユーゴスラビア代表としてW杯出場経験があるだけでなく、イタリア、フランスでもプレーし欧州のビッグクラブにパイプが太い。永井の活躍次第で可能性は広がる。
久米一正GMは「監督は海外のいろんなクラブとつながっている。(永井が)海外に出るのはやぶさかではない」と移籍を容認する姿勢を見せた。契約期間は2年だが、海外クラブからオファーが来た時点で柔軟に対応するという。「行くなら有利に働くようにしたいし、それなりの大きいクラブに預けるのがスジ。日本のサッカー界をけん引していく1人」と、レンタル移籍など全面的なバックアップを約束した。
クラブは日本代表のFW玉田、DF闘莉王をはじめ、オーストラリア代表のFWケネディら各国代表クラスがそろう強力布陣を誇る。来季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にも出場するだけに、力を磨くには最高の環境といえた。背番号は「18」になる見込み。永井は「エリートに負けないようしっかりやりたい」とレギュラー獲得へ気合十分だ。【菊川光一】



