川崎Fの日本代表MF中村憲剛(30)のチーム残留が14日、濃厚となった。契約満了に伴い「これがラストチャンス」とし、夢だった欧州移籍を視野に入れたが、クラブの強い慰留もあり、残留を選択した。

 トルコ1部リーグ・カイセリスポルからオファーを受けたが、家族との生活面を考慮。現状では欧州4大リーグに飛躍する道は険しい。「トルコはちょっと難しいかも」と関係者に漏らしている。

 クラブは最低3年の複数年契約を提示。庄子強化部長も「さらに何年か契約をかぶせていくこともあり得る。生涯フロンターレという選手がいてもいいんじゃない。残ってくれると思う」と言った。始動する20日にはサポーターが大挙して「14」のビッグユニホームを掲げる予定。残留の正式決定は週明けになる。