今季限りでの退団が発表されている、清水MF伊東輝悦(36)とDF市川大祐(30)にエスパルス栄誉賞が贈られる。17日に行われた取締役会で承認された。伊東は93年のプロ入り以来18年間、清水一筋でプレーし、ここまでJ1最多の483試合に出場。市川もジュニアユース時代を含め18年間、オレンジ色のユニホームで戦い続けてきた。

 歴代の受賞者はペリマン元監督を除き、現役引退のタイミングだっただけに来季も現役続行を希望する伊東、市川の受賞は異例。早川社長は「2人ともエスパルスのために立派な活躍をしてくれた」と、敬意を示した。

 2選手の元には来季J1昇格の甲府から正式オファーが届いており、来季もJ1のピッチでの活躍が期待される。前人未到のJ1通算500試合出場まで目前に迫っている伊東は「(清水も甲府も)富士山に見守られているって感じかな。500試合というのは1つの励みになる」。市川は「J1のチームから誘ってもらえるのはありがたいこと。来週ぐらいまでには結論を出したい」と、前向きな姿勢を見せた。