<天皇杯:鹿島2-1清水>◇決勝◇1日◇国立

 鹿島が3年ぶり4度目の優勝を決めた。清水を撃破し、4年連続5度目のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。

 6年間続いた「長谷川体制」の最終戦は悔しい黒星で幕を閉じた。清水は新年を告げる元日の国立のピッチで鹿島に惜敗。悲願のタイトルは、またしても1歩及ばず夢と散った。目の前で歓喜に沸く鹿島イレブンを見つめることしかできなかった長谷川健太監督(45)は「2位というのは過酷だなとあらためて痛感した」と、悔しそうに話した。

 決勝の緊張の中、序盤から動きが硬かった。前半26分、何もできないまま、あっさりと相手に先制を許した。後半に入りシステムを4-3-3から4-4-2に変更すると、徐々にペースをつかんだ。サイドMFにポジションを移した小野が攻撃にリズムを生み出し、岡崎、ヨンセンの2トップも徐々に機能し始めた。後半14分、ヨンセンのゴールで一時は同点としたが、終盤に直接FK弾で失点し万事休す。

 無冠のまま大役から退くこととなった指揮官は「監督業というのは、つくづく孤独だと思った。責任は自分が取らないといけない職業でもある」と、05年にJ新人監督としてスタートを切ってからの6年間を振り返った。今後はサッカー解説者となるが「また、いつかこの舞台に戻ってきたい」と、「監督復帰」を誓い国立を後にした。