鹿島の日本代表DF岩政大樹(28)が、FIFA(国際サッカー連盟)公認代理人のロベルト佃氏と契約を結んだことが11日までに分かった。同氏は日本代表MF長谷部誠(ウォルフスブルク)DF長友佑都(チェゼーナ)らと契約する敏腕代理人。岩政は「サッカー選手はトップフォームでプレーする時間が限られる。その中でよりよい選択をしていきたい」と話しており、将来的な海外クラブ移籍を見据えた代理人契約とみられる。

 岩政は昨年のW杯南アフリカ大会メンバー。昨年12月25日の天皇杯準々決勝名古屋戦で右足足底筋腱(けん)を損傷したが、7日に開幕したアジア杯(カタール)メンバーとしても帯同している。28歳だが、3年後のW杯ブラジル大会も十分戦える年齢。向上心も旺盛で、選手の海外クラブ移籍に実績のあるロベルト佃氏との代理人契約を決断したようだ。