仙台手倉森誠監督(43)が“みちのくダービー”を救世主発掘の場と位置づけた。16日に天皇杯3回戦で福岡と戦い、19日には中2日で浦和戦が控える過密日程。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場には落とせない2試合だが、最大で主力4人が代表戦や故障で不在となる。指揮官は今日10日に行う山形との練習試合で代役をテストする考えで、総力戦で難局を乗り切る。
公式戦ではない。しかし、山形との一戦はACLへ大きな意味を持つことになりそうだ。45分×3本の練習試合。手倉森監督は故障者以外、現状いる選手全員を起用する考えを示した。「けが人がいるから、出入りを重要視する。フラットに評価して、状態のいい人間を使っていきたい」。個々のコンディションを見極め、メンバーが限られている中で2試合のベスト布陣を模索していく。
現時点で主力3人の欠場が確実となっている。FW柳沢は今日10日に左膝ガングリオン(良性腫瘍)を除去する内視鏡手術を受ける。復帰まで約2カ月かかり、今季中の復帰は難しい。3日の広島戦で左太もも裏を肉離れしたMF富田は、全治3週間の診断を受けた。韓国代表のDF■秉局(30)は16日に帰国予定だが、出場停止で出られない。
さらに北朝鮮代表に選ばれているMF梁は帰国日が決まらず、合流が浦和戦の前日18日までずれ込む可能性がある。また15日の日本戦が行われる人工芝のピッチは消耗が激しく、抱えている足底の痛みを悪化させてしまうかもしれない。
それぞれ代役を立てながら、中2日で2試合。すでにJ2降格が決まっている福岡の天皇杯にかけるモチベーションは非常に高い。残留争い真っただ中の浦和もしかり。ACLのためにはどちらも負けられない。来季J1では見られない山形とのダービーは「2連戦(のイメージ)をつくるためのゲーム」という手倉森監督の言葉通り、ガチンコテストマッチとなる。【亀山泰宏】※■は十の下に日を2つ縦に並べ、十の縦棒が1つ目の日を貫く



