森保新監督率いる広島の開幕浦和戦(3月10日、広島ビ)布陣が鮮明になってきた。2次キャンプ地の宮崎シーガイアで19日、主力組が蔚山(韓国)とトレーニングマッチを行い1-0勝利。FW石原がMF山岸の決勝点をアシストし、DF千葉も守備を統率するなど新加入選手も徐々にフィット。最大のサプライズは同ユースMF野津田岳人(17)だ。MF青山、森崎浩の体調が万全ではないとは言え、激戦区のボランチで先発出場し決勝点の起点となった。さらに元日本代表MF中田英寿氏ばりのキラーパスや、低弾道の左CKに左足ボレーで合わせる高い技術で、約300人のファンを沸かせた。

 相手選手との接触プレーで試合終了間際にピッチを後にした野津田は「大丈夫です。前を向いた時にいいプレーをしたい。もっと増やさないと」と言う。森保監督は「ミスもあったが、シュートや体を張ってボールに絡んだ。開幕メンバー選考の枠に十分入る」と17歳の実力を認める。アイスランド戦(24日、長居)の日本代表メンバーに18歳のJ2京都FW久保が選出され、同世代としても刺激を受ける。「久保君には負けられない。もっと武器を磨き、チームになじめば(開幕出場が)必然的に見えてくる」。“ヒデ2世”の逸材が開幕デビューを目指す。【佐藤貴洋】