<国際女子クラブ選手権:アーセナル2-0岡山湯郷>◇準決勝◇3日◇東京・味の素フィールド西が丘

 欧州代表アーセナル(イングランド)のFW大野忍(30)が2得点を挙げ、岡山湯郷を下した。前半16分に右足で先制すると、後半13分に珍しくヘディングで追加点。欧州でもまれた強さを見せつけた。

 大野が凱旋(がいせん)ゴールを挙げた。前半16分に味方のシュートのこぼれ球を押し込むと、後半13分には右クロスに飛び込んだ。身長はチームで最も低い156センチ。記憶にないという頭での得点に「今年一番のビックリ。めったにない。奇跡」と目を丸くした。

 今季アーセナルに移籍も、練習ではクロスへの動きの積極性に欠け、何度も怒られた。試合中も指摘を受けながら修正し、「海外に行った課題の成果が出たかな」。マルティネスローサ監督も「まさにストライカー。正しい時に、正しい動きをした」とたたえた。

 英語は8割聞き取れるが、ほとんど話せないため「言われっぱなしです」と笑う。たくましさも増し、試合後にはMF宮間とじゃれ合うなど凱旋を楽しんだ。6日の決勝へ「私にとって初めてのタイトル。素晴らしいチームなので(優勝したい)」とV宣言した。