<ACL:C大阪1-0全北現代>◇1次リーグG組◇5日◇大阪・長居スタジアム

 C大阪が日本代表MF乾貴士(22)のゴールで全北現代(韓国)に快勝した。国内リーグ戦から先発メンバーを10人入れ替え、控え組で臨んだ相手を力の差でねじ伏せた。これで3試合を終え、全北現代とともに2勝1敗。勝ち点で並んだ場合、当該チーム同士の直接対決の結果で順位が決まるため、現時点で首位に浮上。1位での決勝トーナメント進出に近づいた。G大阪はアウェーで済州(韓国)と対戦し、1-2で逆転負けした。名古屋と鹿島は今日6日に試合を行う。

 後半8分、FWピンパォンからのヒールパスを受けたMF乾が、ドリブルで持ち込み、ゴール左隅に先制点。満開に近づいてきた長居公園の桜に負けじと、ピッチで満開の桜を咲かせてみせた。「いいパスが出たし、しっかり落ち着いて決められてよかった。メンバーを落としても痛い目に遭うだけですから」。全北現代は2日の韓国Kリーグ戦から先発を10人入れ替え、控え組で臨んでいた。

 この試合は東日本大震災後、Jリーグクラブが初めて行う国内公式戦。試合前に黙とうをささげた乾は「日本の代表として」勝って被災者を勇気づけたい思いがあった。この日履いていたスパイクには、妻と長男皓貴(こうき)君(8カ月)の名前が刻まれていた。「サッカーに専念できる環境を作ってくれている」という感謝の思い。家族の大切さを分かっているからこそ、震災で家族を亡くした人たちを励ましたかった。負けるわけにはいかなかった。