<J1:神戸4-1C大阪>◇第5節◇16日◇ホームズ
神戸が未勝利地獄からついに脱出した。C大阪に圧勝し、10戦ぶりの白星をつかんだ。前半2分にMF松岡亮輔(26)が先制点を挙げ、最後は途中出場のエース大久保嘉人(29)が自らが得たPKを決めるなど完勝。5月21日広島戦以来10試合ぶりの勝利で、春先の勢いを再び取り戻しそうだ。
神戸がホームで息を吹き返した。10戦ぶりの勝利の仕上げはやはりこの男、エース大久保だった。
前々節名古屋で地面を蹴り上げ、右足首を負傷。「まだまだ痛みは残っている」と万全ではなかったが、後半38分から途中出場した。前へ前へと突き進み、終了間際にはゴール前で相手GKと接触。自ら得たPKを右足できっちり決めダメ押しの4点目を奪った。J1通算200試合目の出場を自らのゴールで祝った。
大久保
節目ってことすら忘れてたわ。200なんてまだまだクソみたいなもんでしょ?
300や500なら分かるけど。まあ、そんな試合でも決められたのは良かったけどね。
和田監督も大久保のゴールを予感していた。「あの男なら最後のゴールを必ず取ってくれると確信していた。万全ではなかったけど送り出した」。ベンチで言葉を交わしたわけではなかったが、あうんの呼吸がそこにはあった。
チームは、崖っぷちに立たされていた。小川、都倉らFWが大量離脱する異常事態。一時は4位だった順位も前節で15位まで落ち込んだ。冷静な和田監督が珍しく試合前のロッカーで気合を入れた。「もっと本気になれ!」。開き直ったチームは待望の勝利をつかみ、暫定10位に浮上した。同じ神戸に拠点を置くなでしこリーグのINACから沢ら代表7人が、女子W杯で世界一に王手をかけている。神戸も負けずに、Jリーグで上位を目指す。【土谷美樹】



