<J1:山形3-1甲府>◇第21節◇13日◇NDスタ

 山形が新加入のFW山崎雅人(29)が2得点を決める活躍で甲府を下し、今季初の逆転勝利を飾った。前半32分に先制された。しかし5分後に追いつき、後半に山崎の2発で突き放した。

 17位山形は、絶対に負けられない16位甲府との一戦に燃えた。MFパウリーニョに先制弾を許した5分後の前半37分、ほぼ右CKの位置でFKを獲得した。10日の練習で右ひざを痛め、出場が危ぶまれていたDF石川が左足を振り抜いた。不動のプレースキッカーが放ったクロスに、DF前田が頭から飛び込んだ。ボールはわずかにゴールラインを越えて、同点に追いついた。

 勢いに乗った後半。強力助っ人が移籍3戦目で結果を出した。同10分、MF太田からの低いパスに、広島から期限付きで新加入したFW山崎が左足を伸ばした。決してきれいではない泥臭いシュート。それでも甲府ゴールネットをしっかりと揺らした。

 今季広島ではFW李忠成、FW佐藤寿人の活躍で出番は少なかった。その直後に届いたオファー。出場機会を求め、今年頭にも話をもらっていた山形への移籍を決意した。

 これで山形は完全にペースをつかんだ。同42分、またも山崎が左サイドを抜けた。ゴール前へ駆け上がり、冷静に右足でGKの手をかすめる2点目を奪った。点取り屋がしっかりと結果を出した。3戦ぶりとなる白星は、今季初の逆転勝利。山形のお盆に最高の笑顔を届けた。【湯浅知彦】