<J2:札幌4-0千葉>◇第3節◇17日◇札幌ド

 内村初マルチで1年10カ月ぶり3連勝!

 札幌は千葉に勝ち、札幌ドームでのリーグ100戦目を飾った。前半3分にDF高木純平(28)の今季初ゴールで先制すると、同26分と後半8分に出場停止明けのFW内村圭宏(26)が移籍後初の1試合2得点を挙げ試合を決めた。札幌は勝ち点を34に伸ばし5位浮上。昇格圏3位徳島との差を今季最小の4差に縮めた。21日の次節京都戦(函館)で844日ぶりの4連勝を目指す。

 内村が抜群の嗅覚で試合を決めた。まずは1-0の前半26分だ。MF砂川からの左クロスに飛び込んだ。DF2人の間に忍び込みヘディングでゴール左に突き刺した。「ああいうのもあるんです。隠してましたけど」。今年の内村は1発じゃ終わらない。後半8分には砂川の左CKをニアポストに飛び込みゴール左に流し込んだ。「あれは砂さんのボールがすべて。僕のゴールじゃないですけど」。札幌移籍後初の1戦2発で、2位千葉を粉砕した。

 この試合にかける強い思いがあった。7月23日の千葉戦も先発フル出場しながら1点も奪えず0-2で完敗した。FWとして何もできない悔しさがあっただけに「倍返しできた。これで終わっちゃいけないけど、みんなで練習して借りを返せたことは良かった」と振り返った。7月31日の岐阜戦では後半1分に2度目の警告を受けて退場処分となった。「悔しかった。とにかく点が取れてすっきりした」と振り返った。

 昨季の反省が生きた。09年は愛媛で18得点を挙げたゴールハンターも、札幌加入初年度の昨年は慢性の腰痛に悩まされ5点に終わった。「もうこんなつまらない思いはしたくない」。腰まわりの筋肉を強化するため、昨オフは地元の大分に帰ってからランニングと、体幹トレを隔日で行い肉体改造を図った。シーズン開幕後はバランスボールを自宅に持ち込み時間があれば筋力増強。練習後のクラブハウスでの交代浴、マッサージも欠かさなかった。

 新相棒とのコンビもさえた。2得点とも新加入FWジオゴが周りで動き、おとりとなって内村のマークをかく乱した。“ウッチャンジオチャン”で2年ぶり3連勝。「2年ぶりですか。そういうふうにならないように。連勝が普通になるようにしていかないと」。残り18戦。新ホットラインでゴール量産と昇格圏浮上を狙う。【永野高輔】