台風15号の爪痕は大きかった。清水は直撃から一夜明けた22日になっても、影響を受け続けた。クラブハウスは21日の午後3時ごろから停電したままで、復旧のメドも立たず。練習は予定通り行われ、アフシン・ゴトビ監督(47)は「いい練習ができている」。だが、練習後のシャワーは水で、電気治療機は使用できない状態だ。さらに、ミーティング用のプロジェクターや、指揮官の必須アイテムで戦力分析に使用するパソコンもクラブハウス内では使えない。

 さらに、駐車場に停車中だったクラブ職員の自家用車に倒れた松の木が直撃。枯れ葉や折れた枝などの処理に追われた。選手たちも「朝、クラブハウスに来てビックリした。すごいことになっちゃってますね」と驚きの表情。自宅が停電し、真っ暗闇での夕食と冷たいシャワーで一夜を越したゴトビ監督は「こんなに強い雨風は経験したことがない。こんなに長い時間を暗い場所で過ごしたのは初めて」と苦笑いを浮かべた。【為田聡史】