<J1:柏1-3大宮>◇第27節◇25日◇柏

 柏が首位取りに失敗した。相性の良い大宮をホームに迎えたが先制点を与え、同点のチャンスとなったPKを失敗するなど1-3で敗戦。左太ももを痛めていたFW北嶋秀朗(33)ら、けが人が戦列に戻ったが相手の堅い守りを崩せず。優勝争いのプレッシャーをはね返せなかった。勝った大宮は13位に浮上した。

 柏が1-2とリードされて迎えた後半22分。味方のスルーパスに反応してゴールエリア内に進入した北嶋は、相手DFに倒されPKを獲得した。0-2から1点を返した後の同点チャンス。しかしMFレアンドロのキックは大宮GK北野にがっちり止められた。北嶋が「優勝するのは難しい」と感じた瞬間だった。

 前日にG大阪が敗れたため、勝てば8月6日以来の首位だった。選手は再び首位に立つことを意識していたが、大宮の勢いにのみ込まれた。北嶋は「勝たなきゃ、というのは影響したかも」と話し、FW工藤も「プレッシャーになっていたかもしれない」とコメント。球際でのボール奪取は、残留争いをしている大宮に軍配が上がった。

 故障のため戦列を離れていた北嶋、レアンドロ、MF水野が復帰。ラストスパートへ態勢は整っていた。ホームでの敗戦は8戦ぶり、大宮に公式戦で敗れるのも4年ぶりとなった。連勝は3で止まり、前節2位から3位に後退。それでも首位とは勝ち点1差につける。北嶋は「優勝するために勝ち続ける」と宣言。優勝争いの経験が少ない柏にとって、これからはプレッシャーとの闘いになる。【加納慎也】