<J2:京都4-0札幌>◇第6節◇19日◇西京極

 今季最多失点で大敗-。札幌は京都に敗れ、16日の鳥栖戦に続き2連敗となった。前後半ともに2失点を喫し、昨年9月23日柏戦以来の4失点で敗れた。主将のMF河合竜二(33)不在が響き、最後まで流れを呼び込めないまま終わった。4月23日の湘南戦以来、今季2度目の2連敗。敵地4試合ぶりの黒星となった。勝ち点は53のままだが、4位徳島、5位千葉も敗れたため昇格圏3位はキープした。

 鬼門・西京極の壁を突破することはできなかった。終了のホイッスルと同時にDF高木純は膝をつき、MF宮沢は膝に手をやり、がっくりと下を向いた。今季ワースト4失点での惨敗。西京極ではこれで1勝8敗と、またも相性の悪さを露呈した。シュート数は京都17に対して札幌は16本。一方的な戦いではなかったが1つの太いネジが外れると、こうも簡単に崩れるという典型的な敗戦だった。

 大事なネジ。それはキャプテンとしてチームを支えてきた河合の存在だった。石崎信弘監督(53)も「これまでは竜二がいたから、守備が安定していたという部分があった。彼がいないことが大きく影響したと思う」と敗因に挙げた。序盤は圧倒的に押し込んだ。前半6分にMF古田のクロスから決定機をつくり、同8分にはMF砂川のミドルシュートがバーをたたいた。その後、前半で2失点はしたが、逆転できる可能性はあった。そこで踏ん張りがきかなかった。

 DF山下は「自分たちで流れを悪くしてしまった。我慢がきかなかった」と振り返った。今季は後半31分以降の得点が11点と最も多い。それは河合がどんなスコアでも逆転できると、チーム全員にハッパをかけ続けていたからだった。この日は試合開始直前に会場入りし、キックオフ前とハーフタイム前に控室でゲキを飛ばしたが、アニキの真の力は、ピッチ上でこそ生きる。

 幸い、4位徳島、5位千葉も敗れたため、ぎりぎり徳俵で昇格圏に残った。この強運を次に生かせるかどうかが昇格へのカギだ。高木純は「ワンチャンスでやられた。自分たちが先に決めていれば、こうはならなかった。これからミニ合宿が始まる。選手間でしっかり話し合っていきたい」と前を向いた。今季最多失点、2戦連続無得点での連敗。はき出した課題を今日20日からの鳥取ミニキャンプで修正し、出直し1勝につなげるしかない。【永野高輔】