窮地は“新鮮力”で乗り越える。J2札幌は23日、徳島・松茂町月見ケ丘海浜公園でミニ合宿をスタートさせた。26日の次節徳島戦(鳴門大塚)はDF岩沼が出場停止、櫛引がU-18日本代表合宿で離脱と主力2選手が不在。石崎信弘監督(53)は代役候補としてU-18DF奈良竜樹、MF前貴之(ともに18)を挙げ、高校生パワーを融合した大胆布陣でチームを再浮上させる構えだ。
指揮官が攻めの一手を打つ。センターバック櫛引離脱を受け、ボランチ河合をDFに下げることも可能。だが、3連敗と沈滞ムードを打破するため、あえて伸び盛りの18歳を生かす。「後ろは奈良ちゃんを使ってみたい。もしくは(河合)竜二を下げて前ちゃんのボランチか。どっちがいいか明日の練習を見て判断したい」。DFライン2人が抜けるピンチも、リーグ戦今季初の高校生スタメンで乗り切る覚悟だ。
2人の意識も高まっている。奈良、前は10月8日の天皇杯水戸戦で初先発し、同じJ2の水戸相手に互角の戦いを見せたことが評価につながった。さらに、この日は札幌で行われたJユース杯初戦で札幌U-18が浦和ユースを破り1勝を挙げた。「仲間も頑張っている。僕もこのミニ合宿でアピールして、チャンスをつかみたい」と前。奈良も「出番があれば100%の準備を」と意気込んだ。この日、徳島が勝ったため4位に転落。9月11日の栃木戦から41日間キープしてきた昇格圏から離れた。はい上がるには今が踏ん張り時。昇格争いの厳しさを若い2人にも経験させ、総力でJ1の座をつかみ取る。【永野高輔】



