元日本代表FW呂比須ワグナー氏(42)のG大阪新監督就任に14日、思わぬ“関門”が発生した。Jリーグでの指揮には協会公認のS級ライセンスが必要だが、日本国籍を取得する同氏は保有していない。ブラジルの場合に明確な基準はなく、1部相当の全国選手権や代表監督の経験で認定されることが多いが、同氏はサンパウロ州1部リーグのパウリスタで監督経験があるだけ。協会の認可には「特例」となる壁があり、審査に時間がかかっている。G大阪の金森喜久男社長(62)は「過去のケースを踏まえて、1カ月ほど前から協会とは話し合っている。行き違いはないだろうし、大丈夫でしょう」と話した。