清水が16日、韓国の強豪・城南一和との練習試合(45分×2本)に2-0で勝利し、香港遠征で1-5と大敗した借りを返した。1本目の18分にFWアレックス・ブロスケ(28)が今季初ゴールを決めて先制。同36分にはDF平岡康裕(25)も初得点で続いた。試合が荒れ、2本目の16分に両監督協議の上で打ち切りとなったが、DF陣も2試合連続の無失点。攻守に確かな手応えをつかんだ。
2点リードの2本目16分だった。DF李記帝(イ・キチェ、20)が倒されたことをきっかけに、アフシン・ゴトビ監督(48)が城南一和監督と話し合った。前半から相手に退場者が出て、2本目に入ってもDF姜成浩(24)MF高木俊幸(20)がファウルを受けて一時ピッチから外れるなど激しさを増す展開に「ゲームが醜くなってしまった。これ以上ケガ人を出さないことが重要だと思った」(ゴトビ監督)と、試合は打ち切られた。
不完全燃焼に終わった試合でも、選手は61分間で鹿児島キャンプでの成果を体現した。1本目から長短多彩なパスで主導権を握る。18分にゴール前の混戦からアレックスが右足を振り抜き、今季初ゴールで先制。同36分にはFW大前元紀(22)のFKから平岡が頭でゴールネットを揺らし、追加点を奪った。
13日のJ2京都戦で今季初完封を飾ったDF陣も、最後まで集中を切らさなかった。DFリーダーの岩下敬輔(25)を中心に、ほとんど決定機を作らせずに2戦連続の完封。岩下は「お互いの距離感も良いし、徐々に少しずつ良くなっている」。ゴトビ監督も「選手は非常に良いプレーをして試合を支配した。守備に関しても全員でできている」と手応えを口にした。
キャンプ最終日の19日には磐田との「静岡ダービー」が予定されている。アレックスは「開幕に向けても大事な試合。今日点を取れたことも大きいし、次もナイスゲームで勝って終わるよ」と、3連勝締めを誓った。【前田和哉】



