攻撃の形見えた!

 札幌は3日、鳥栖ベストアメニティスタジアムで鳥栖と練習試合を行い、今季最多得点となる4-0で大勝した。前半21分には新戦力FW前田俊介(25)のパスからMF古田寛幸がゴールを決め先制。前田は後半3分にもスルーパスでFWキリノ(27)の2点目をアシストするなど、攻撃の新たな軸として機能した。Jクラブ相手に今季初勝利。1週間後のJ1開幕へ向け状態が上向いてきた。

 J1相手の最初で最後のテストマッチを最高の形で締めた。前半21分、DF岩沼のパスを受けたFW前田が中央に流し、おとりで走り込んだMF内村の右から古田が飛び出し先制ゴール。既存戦力と新戦力が鮮やかに融合した。石崎監督も攻撃陣について「1点目のパスは素晴らしかった。前田は天才。その考えに周りがついて来られるようになった」と手応えを示した。

 今日4日に鹿屋体大と練習試合を行うが、主力組は事実上、開幕前最後の実戦だった。これまでJクラブには3戦1分け2敗未勝利。主力組の得点は近藤の2点のみ。目に見える成果がほしかった。キックオフ前に主将河合を中心に「結果にこだわろう」と誓い合って臨んだ1戦。控え組も3発と内容も濃く、前田は「お互いが特長を分かってきた」と振り返った。

 ピッチに立てない仲間への思いもある。前田の広島時代の同期で、一緒に札幌移籍したMF高柳が、1日に左膝を手術。今季絶望的となった。「一誠の分までやらなきゃいけない」。既存戦力、新戦力から高柳、芳賀らリハビリ組まで。一丸でJ1に立ち向かう体制が整った。【永野高輔】