<ナビスコ杯:磐田2-1C大阪>◇1次リーグ◇20日◇ヤマハ

 磐田がFW前田遼一(30)の後半43分のゴールでC大阪を破り、開幕戦を制した。先制を許したものの、後半14分にMF松浦拓弥(23)のゴールで同点。逆転勝利を演出した。

 本来のパスサッカーは鳴りを潜めた。試合開始10分前にはピッチに水を散水し、ボールが動きやすい環境を作った。森下仁志監督(39)は「試合直前のコンディションを見てから判断したい」と午前中には異例の当日練習を敢行。自信を持って選手を送り出したが、中盤でボール保持することができず、1トップの前田は孤立するシーンが目立った。流れを引き寄せられない時間が続くと、前半38分にゴール前の混戦から先制点を献上。前半は攻撃の糸口を見いだせないまま1点ビハインドで折り返した。

 ハーフタイムに森下監督は「落ち着いて空いているスペースを見ること。アグレッシブにシュートを打ち、点を取りにいこう」と指示。後半頭からMFペクに代えてMF山田を投入すると、同14分には山田の絶妙なスルーパスに抜け出した松浦が右足で同点ゴールを奪い、試合を振り出しに戻した。昨季は福岡に期限付き移籍をしていた浜名出身のドリブラーが、磐田復帰後公式戦1号を決めた。

 流れを完全に取り戻すと、同43分には前田が右クロスを右足で押し込み、今季初ゴールをマーク。前半は劣勢の展開だったが、絶対的エースが土壇場で決勝点を挙げ、白星発進した。【神谷亮磨】