<J1:横浜0-0鹿島>◇第4節◇31日◇日産ス

 鹿島は、今季リーグ戦で初めてつかんだ勝ち点1。だが、復権を目指す名門が満足するはずがない。雨が降りしきる中、試合終了の笛が鳴り響くと、鹿島イレブンは肩を落とした。「悔しい結果。満足できるはずがないです」。主将のMF小笠原満男(32)は悔しさをあらわにした。

 クラブ史上ワーストの開幕3連敗を喫し、最下位というどん底の状態でジョルジーニョ監督は激しく動いた。リーグ戦初出場の2年目MF梅鉢を日本代表MF増田に代えて先発起用。不動のFWジュニーニョも控えに回し、FW興梠を今季初先発させた。

 確かに興梠は自慢の速さで好機をつくり、梅鉢も中盤で粘り強い守備を披露した。ただ、何かが足りない。興梠は「チーム状態のいい時はカウンターの時にFWを追い越す動きが中盤にもっとあった。今はFWはFW、中盤は中盤という感じがする」とこぼした。

 連敗こそ「3」で止めたが、リーグ開幕からの無得点は「4」に。これは94年の名古屋に並ぶJ1ワーストタイ記録。不名誉な事態に、大迫は「今日は点を取りたかった…」と唇をかみしめ、ジョルジーニョ監督は「選手の質を考えると4試合無得点は信じられないが、永遠に(無得点は)続かない」と気持ちを切り替えた。

 試合終了後、敵地に詰めかけたサポーターから大きな応援コールが上がった。小笠原は「サポーターの応援が何よりもうれしかった。上に上がっていくためにも次は勝ちたい」と力を込めた。依然として最下位。もう下はない。あとは上昇あるのみだ。【菅家大輔】

 ◆シーズン開幕からの連続試合無得点

 鹿島が開幕からリーグ戦4試合連続無得点で、94年の名古屋に並ぶJ1ワースト記録。今季の鹿島は●●●△。94年の名古屋は●●●●で最終的に12チーム中11位だった。開幕からに限らない連続試合無得点は6試合連続がワーストで、07年第25~30節の横浜FC、10年第13~18節の京都が記録。