<ナビスコ杯:川崎F3-1仙台>◇1次リーグ◇18日◇等々力
完敗を喫した。リーグでは首位に立つ仙台が、アウェーで川崎Fに足をすくわれた。持ち味であるはずの守備がまさかの3失点。終了間際にMF武藤雄樹(23)の今季初ゴールが飛び出したが、及ばなかった。手倉森誠監督(44)がヘッドコーチを務めていた07年に、仙台を率いた川崎F望月達也監督代行(48)に初白星を献上した。
仙台のストロングポイントだった堅守にほころびが生じている。リーグ11位と調子の上がっていない川崎F相手だったが、今季初の3失点。リーグ戦を含めると、これで3試合連続2失点以上とらしくない。前半46分に左サイドを破られ、ゴール前の浮き球をMF田坂に頭で押し込まれて先制点を許す。2分後にも戦前に手倉森監督が「いやらしいプレーをする」と警戒していたFW小林に、ドリブル突破から2点目を奪われた。
GK桜井を今季初先発で起用するなど14日の柏戦から7人を入れ替えて臨んだ試合。2点を追うハーフタイムには手倉森監督が「2点ビハインドだが、自分たちのサッカーを続けていけばチャンスは来る。0-2という状況はなかなかない。高みを目指すためにもこの状況をひっくり返そう」と鼓舞したが、持ち味の素早いパスワークは影を潜めたまま。後半9分には相手DF実藤が退場して数的優位となるも、逆に12分にまたも左サイドを崩され、小林に3点目を献上した。
リーグではJ1トップに立つ爆発的な攻撃力で失点をはね返してきたが、この日は焦りからかパスミスも多く、選手が天を仰ぐシーンが目立った。後半45分にはMF武藤が頭で押し込む今季初ゴールで意地を見せたが、反撃もここまで。かつて仙台を率いた望月監督代行に屈する形となり、因縁マッチを制することはできなかった。21日にホームで東京を迎えるリーグ戦へ向け、まずはベースとなる守備を立て直す。



