<ACL:蔚山現代1-0東京>◇1次リーグF組◇16日◇蔚山文殊サッカー競技場

 F組の東京がアウェーで蔚山現代(韓国)に敗れ、1次リーグ2位通過となり決勝トーナメント(T)初戦のホーム開催権を逃した。前半37分、ゴール前の混戦から蔚山現代DF姜敏寿(26)に先制点を奪われ、そのまま得点を奪えず敗戦。決勝T1回戦は30日にアウェーでH組1位の広州恒大(中国)と戦う。

 東京は引き分け以上なら1位通過だった。だが細かいパスをつないでも、ゴール前で相手DFに阻まれる。前半37分に失点し、焦りは募る。試合を終始支配しながら、ゴールを割れずACL初黒星。決勝T1回戦のホーム開催を逸した。

 ランコ・ポポビッチ監督(44)は「内容は良かったが結果が付いてこなかった。東京がどのようなクラブであることは示せた」と振り返った。だがDF森重は「こういう試合を最低でも引き分けにしないと」と自らを責めた。故障のMF石川、体調不良のDF太田を欠く厳しい状況もあった。決勝Tで内容と結果を示すしかない。