ゴールネットを揺らせ!!

 清水は19日、約1時間半の調整を行った。アフシン・ゴトビ監督(48)は、現在リーグ3試合連続無得点で、通算1000ゴールも足踏み状態が続く攻撃陣に居残りシュート練習を指示。前日のFW高原直泰(33)らCF陣4人に続き、この日もFW大前元紀(22)MF河井陽介(22)FW高木俊幸(21)ら4人が雨中で約20分間シュートを打ち続けた。

 新潟戦では試合開始から圧倒的にボールを支配し、ほぼ相手陣内で展開。しかし、好機を演出しながらシュートは9本。無得点に終わり勝ち点3を逃した。今季14試合を振り返っても清水の1試合平均のシュートは7・57本でリーグワーストだ。河井は「ミドルシュートも少なかったし、もっと意識しないといけない」。ゴトビ監督も「試合をコントロールしていても、決めきれなければ失点する確率は高くなる」と、厳しい表情で振り返る。

 守備陣は14試合12失点で横浜、鳥栖と並んでリーグ最少失点と安定する。大前は「DF陣が頑張ってくれている。攻撃陣の1人として点を取って楽にさせてあげたい」と力を込めた。【前田和哉】