<J1:鳥栖1-0札幌>◇第16節◇6月30日◇ベアスタ
悪夢のロスタイム失点-。札幌は鳥栖に敗れ、今季2度目の7連敗を喫した。今季から一緒に昇格した相手に勝てず、石崎信弘監督(54)のJ1通算100試合目を飾ることはできなかった。7月7日の次節は同じ降格圏17位の新潟戦。ホームで連敗を止めて、浮上へのきっかけをつかみたいところだ。
目の前の勝ち点が一瞬に雨に流された。0-0の後半ロスタイム、カウンターからMF古田、キリノとつないで右からMF山本が走り込んだ。「あれを決めていたら勝てた試合。申し訳ない」。得意の右足ミドルはジャストミートできず右上に外れた。その直後、決勝ゴールを許した。石崎監督は「前半はよくゼロでしのいだが、決めるところを決めないと、こういうことになる」と厳しい表情で振り返った。
鳥栖とは開幕前の練習試合で4-0の快勝も、公式戦では0-1で4連敗。古巣相手だった日高は「どっちが勝ってもおかしくない試合。あそこで取られてしまうのが差なのかも」と言った。前線にロングボールを放り込みカウンターに転じる。昨季と同じコンセプトで地道に戦い続けるチームの底力を見せられた。
粋な試みも実らなかった。スタッフが前日の移動中の弁当を「流れを変えよう」と、「ナスカルビ」から「豚ロース、エビフライトッピング」に変えた。その試みは90分間、無失点で耐え抜く守備に表れた。「でも笛が鳴り終わるまでが勝負」と日高。残り数分の集中力を高め、新潟との“崖っぷち決戦”に挑む。【永野高輔】



