<J1:神戸0-1仙台>◇第17節◇7日◇ホームズ
今年こそ、夏場で再加速だ。仙台がアウェーで神戸を破り、リーグ戦を首位で折り返した。前半19分にFW赤嶺真吾(28)が左足で先制弾。公式戦4連勝中だった神戸の猛攻を受けたが、GK林卓人(29)を中心にはね返し続けて逃げ切った。J1では7月初勝利を挙げ、前半戦の目標だった勝ち点35も達成。クラブJ1通算50勝にも到達し、メモリアルな1勝となった。
美しい連係だった。前半19分、パス交換で抜け出したMF梁が左サイドを深くえぐる。相手GKの目の前を横切ったグラウンダーのクロスを、フリーで待ち構えた赤嶺は左足で合わせるだけだった。昨季神戸戦2試合でチーム全得点の3得点をマーク。さらに今季はここまで関西のアウェーゲーム2試合でいずれもゴールを決めていた。相性の良さを、キッチリと見せつけた。
過去J1にいた4年間、7月は1度も勝ったことがない。02、03年は1分け7敗。手倉森監督が指揮を執った2年でさえ3分け5敗と苦しんできた。今年こそ…。それを示すための重要な7月初戦だった。試合を前に赤嶺も「関西はやっぱり、こっち(仙台)よりかなり暑いんですかね?」と心配していたが、そこは沖縄・那覇市生まれのエース。仙台で車を運転する時は「ケツメイシ」や「湘南乃風」といった夏らしい?
ヒップホップ系の音楽を好んで聴く男だけあって、先制弾で流れをつくった。
後半は守勢に回る時間も増えたが、林が気迫のセーブを連発してシャットアウト。「サポーターを安心させる戦いをしたい」。手倉森監督が話していた通りのゲームとなった。2位広島も勝ったため勝ち点2差は広がらなかったものの、優勝への目安として設定していた勝ち点35での折り返しに成功。クラブJ1通算50勝など記録ずくめの勝利で、七夕の夜を彩った。【亀山泰宏】



