仙台DF渡辺広大(25)が4日のホーム横浜戦に向け、元同僚のFWマルキーニョス封じを誓った。ここ12戦負けなしと好調の相手にあって「間違いなく彼がポイント」と話すのが、震災の影響で昨季仙台を途中退団したブラジル人ストライカー。前節7月28日の清水戦でも先制点を挙げ「嗅覚がすごくある。キープもできて、ここっていうところでスピードを上げてきたりもする。90分アンテナを張っておかないと」と警戒度はMAXだ。3月の前回対戦では相手が腰痛でメンバーを外れ、移籍後初対決に気合もみなぎる。

 渡辺自身にとっても大事な夏場になる。右膝を痛めていた上本がこの日の練習でミニゲームに合流した。「最近はパスミスも多いし、自分のプレーができていない。(上本)大海さんが戻ってきても競争を生んでいかないと」と、レギュラーセンターバックの復帰が刺激になった様子だ。【亀山泰宏】