<J1:広島1-2清水>◇第20節◇4日◇広島ビ

 清水は1人退場者を出しながら1点を追う後半35分にFW高木俊幸(21)が同点、同39分にFW大前元紀(22)が決勝ゴールを決め、10戦ぶりの白星。U-23が大活躍だった。

 いきなり先制点を奪われた。試合開始の笛からわずか2分。右サイドを崩されると、最後は得点王を独走するFW佐藤に逆サイドから押し込まれた。10戦ぶりの勝利へ選手は気持ちを切り替えてゴールに向かったが、歯車ががっちりかみ合うことはなかった。

 7戦ぶり先発のMF小林を中心にボールを保持。前半14分、DFヨンアピンのクロスに大前が頭で合わせる。同18分には、FWアレックスが左足を振り抜いたが相手DFにブロックされた。チャンスは作った。それでも脅威となる「決定機」は、ほぼなかった。DF吉田に代えてFW高木を投入した後半。序盤は優勢に試合を進めたが、同11分。DF李が2枚目の警告を受けて退場。数的不利となり、状況は悪化した。

 劣勢の中、チームを救ったのはリーグ序盤の快進撃を支えた高木だった。同35分、左サイドからドリブルで中へ切り込むと、右足一閃(いっせん)。同点弾を突き刺した。同37分には、果敢なドリブル突破から今度はPKを獲得。これをFW大前が決めて勝ち越した。苦境を乗り越えて-。10戦ぶりにつかんだ白星を復活への確かな1歩としたい。【前田和哉】