磐田FW金園英学(24)が復帰に向けて前進した。4日、チームは天皇杯初戦に向けて練習を再開。右第5中足骨の再骨折でリハビリ中の金園は午前練習で負傷後、初めてジョギングを開始した。これまでは筋力トレーニングが中心だったが、屋外での本格的なリハビリが始まり「少しずつ先が見えてきた。あと3、4週間で戻れると思う」と、リーグ終盤での復帰を誓った。

 この日の午後は市が主導して市内の小中学校の校庭を芝生化するイベントに参加した。DF木下高彰(19)とともに磐田西小を訪れ、全校生徒約350人と綱引きなどのゲームで交流。練習場やスタジアムで使われていた芝を再利用して整備されたグラウンドで体を動かし「大事に使ってほしい。僕自身はもう失うものはない。まずは試合に出られるように頑張るだけです」と気持ちを新たにした。【神谷亮磨】