<J1:仙台2-1神戸>◇第26節◇22日◇ユアスタ

 エースの2戦連発が、オーバーヘッド決勝弾を呼び込んだ。仙台がホームで神戸に逆転勝ちした。1点を追う前半42分、FW赤嶺真吾(28)が左クロスを頭で突き刺す同点ゴール。試合を決めたのはDF鎌田次郎(27)だったが、神戸戦4試合連続得点のストライカーも確かな存在感を示した。残り8試合。勝ち点2差で首位の広島を捉えるために、赤嶺のゴールは欠かせない。

 “神戸キラー”赤嶺の本領発揮だ。前半42分、左サイドを突破した梁からのクロス。ボールの行く先にいち早く飛び込み、頭で左隅にたたき込んだ。「ヨンギさん(梁)からいいボールが来て、相手との駆け引きで前に入れたんで、合わせることができました」。これで神戸戦は昨季から4戦連発の5ゴール目。7月7日のアウェー神戸戦も左サイドから崩して決めており「サイドから崩すようにミーティングでも言われていたので。ゴールできて良かった」と、狙い通りの得点にうなずいた。

 6試合ぶりにネットを揺らした前節広島戦に続く2試合連続弾とエースが乗ってきた。今季9点のうち6点を頭でゲット。得意のヘディングのルーツは、高校時代にさかのぼる。名門・鹿児島実高のハイレベルな環境が才能を目覚めさせた。当時の1年先輩にいたのが、現在J2横浜FCに所属するFW田原。「うまい人が多かったんで。田原さんのヘディングとかを見てましたね」と振り返る。先輩の技を見て盗み、赤嶺少年はひたすら腕を磨いたという。

 これで目標としてきた2年連続2ケタ得点に王手。チームトップ10ゴールのウイルソンに続く大台到達が迫り、02年のマルコス(18点)と山下(10点)以来となるJ1での2ケタコンビ誕生が現実味を帯びてきた。上昇気流に乗りつつある赤嶺が、仙台を頂点に導く。【亀山泰宏】