清水の元日本代表MF小野伸二(33)のオーストラリアAリーグのウエスタン・シドニー・ワンダラーズへの移籍が27日、決定的となった。早ければ明日29日にも現地でメディカルチェックを受け、近日中にも正式発表される。

 小野は、10年にドイツ1部(当時)のボーフムから入団。約2年半でリーグ70試合に出場し、8得点を記録。昨年からは2年連続で主将を務めるなど、チームをけん引してきた。しかし、今季はゴトビ監督が若手主体の方針に切り替えたことで、7月の横浜戦を最後にメンバーを外れていた。

 この日、関係者らにあいさつを済ませた小野は「もっと清水にいたかった気持ちもある。新しい環境で出場できる保証もなく、難しい部分もあるけど得られるものもある。もっとサッカー選手として大きくなりたい」と、出場機会を求めて決断したことを明かした。