仙台DF上本大海(30)が優勝へ仕切り直しを誓った。チームは10日の天皇杯で格下のJ2熊本に敗れた。蓄積疲労などでベンチから外れていたセンターバックは「自分たちで(リズムを)崩すことが多かった。ミスをすると、やっぱりツケが回ってくる」と指摘。その上で残り6試合となったリーグ戦へ「内容がいいにしても、悪いにしても、勝ちきらないといけない」と勝負強さを求めた。

 まず目標となるACLへの道は、リーグ一本に絞られた。「全員が同じ方向を向いてサッカーができる。本当に勝ち点3を取ることに貪欲になれるんじゃないか」と期待する。その先にあるJの頂上に立つために、何が必要か。「みんなが練習からタイトルを意識していかないと、速さや強さ、技術は変わっていかない。天皇杯をいい薬にして、今までのサッカーにプラスアルファをしていかないとね」。20日のホーム浦和戦へ意識改革から始める。