<天皇杯:横浜0-0(PK7-6)名古屋>◇23日◇準々決勝◇瑞穂陸

 72回大会以来20年ぶりの優勝を目指す横浜が前回大会に続き、準々決勝で名古屋をPK戦で下し、2年連続の4強進出を決めた。前回と同じ瑞穂陸での名古屋戦。スコアも0-0とまったく同じ状況で突入したPK戦で、GK飯倉大樹(26)が奮闘した。

 6-6で迎えた名古屋の8人目のキッカーは08年まで横浜でプレーしたDF田中隼。GK飯倉はゴール右へのキックを完全に読み切ると、両手ではじき出し、歓喜に沸く仲間に駆け寄った。「去年と違って今年はPK戦にはならないと思っていたけど、冷静にできた。(田中隼とは)シュート練習の相手もしていたし、予測していた」。端正なマスクをくしゃくしゃにさせ、喜びを爆発させた。

 これで8年ぶりのACL出場権獲得まであと2勝。DF中沢は「少しでも長く幸せな時間を過ごし、有終の美を飾りたい」と、04年のリーグ優勝以来となるタイトル獲得に意欲をのぞかせた。【福岡吉央】