G大阪の日本代表MF遠藤保仁(32)が、プロ初の主将に任命された。25日のミーティングで、長谷川新監督が全選手に報告した。クラブや代表で一時的にキャプテンマークを付けたことはあるが、年間を通じて主将を務めるのは意外にもプロ16年目で初の経験になる。28日に33歳になるベテランは、思わぬ大抜てきにも普段と変わらず、淡々とした様子で受け止めた。

 「高校時代も(主将は)ないですし、小学生の頃以来ですかねぇ。代表で離れる時期もありますし、特別何かを変えることはないですけれど、みんなでいいチームを作っていきたい」

 積み重ねてきた実績は申し分ない。ただひとつ足りなかったものと言えば主将としての経験だけだった。大声を張り上げて仲間を引っ張るよりも、寡黙なオヤジのように背中で語るタイプ。自ら「主将をやるとは思ってなかった」と苦笑い。

 理想の主将像には「身近で言えばツネさん」と、06年まで在籍していた元日本代表主将の宮本恒靖氏を挙げた。新指揮官も「ガンバを背負ってきた選手。まとめてくれると思う」と期待した。

 副将には、元日本代表DF加地とMF倉田が選ばれた。33歳の加地もまた「(副将は)やったことないです。キャラじゃないんだけど…。やっと(遠藤)を支えます」とにんまり。24歳倉田も「やっとさんから『副キャプテンだよ』って言われて、初めて知りました。光栄です」とやる気だ。

 今日26日にはユースと今季初の練習試合(万博)がある。遠藤主将を先頭に、G大阪がJ2最強チームに成長する。【益子浩一】