J2横浜FCのFWカズ(45)が2日、スポーツ界の体罰問題について口を開いた。自身が静岡学園1年時の出来事を振り返り「授業をサボったら、柔道の顧問の先生に20発ぐらい殴られたことはあった」と明かした。それでも「それは自分が悪いわけだからね。納得していたというか、自分が情けなかった。いい先生だったしね」と、若き日の思い出の一端だったと強調した。

 高校1年時に中退してブラジルに留学したため、同校での在籍期間はわずかだった。それでも、当時はひどい言葉を浴びせられた他の教師とも、プロ入り後の交流は続いている。「自分は成績が悪いとか、サッカーができないとかで殴られることはなかった。それが今の問題とは違うよね」と話していた。