サウサンプトンから東京へ期限付き移籍したFW李忠成(27)が17日、東京の一員としてデビューした。宮崎・都城で行われた昨年のアジア・チャンピオンズリーグ王者、蔚山現代(韓国)との練習試合にいきなり先発フル出場。前半は右サイド、後半途中からセンターFWとしてボールに絡み、1-0の勝利に貢献した。

 実戦は1月5日のFA杯チェルシー戦以来というが、東京が挙げた唯一の得点は、李やFW渡辺のパス回しから生まれたもの。「今日プレーしてみてすごい良いチーム。間違いなくこれからもっと良くなる」と手応えをつかんだ。

 前日にポポビッチ監督から冗談で「90分いくぞ」と言われていた。それがFWルーカスのインフルエンザなどで現実になり、「冗談じゃなかった(笑い)」と李。試合後は「自分は動きが独特なので、もっともっとコミュニケーションをとっていきたい」とさらなる連係向上を誓っていた。