<J1:大宮2-2清水>◇第1節◇2日◇NACK
初々しさの残る18歳の清水MF石毛秀樹が、チームの窮地を救った。大宮相手に2点ビハインドで迎えた後半29分。カウンターで一気に駆け上がると、ゴール前のこぼれ球を右足で押し込んだ。「状況的に喜んでいる場合じゃなかったけど、偉大な先輩を超えられたことは素直にうれしい」。DF市川大祐の持つクラブ最年少得点記録を約1カ月更新する18歳5カ月9日でのリーグ初得点が、その後の同点劇を呼び込んだ。
昨季、高校生Jリーガーとして16試合に出場。ナビスコ杯ではプロ初得点を挙げるだけでなく、決勝進出の原動力としてニューヒーロー賞を獲得した。今オフに参加したプレミアリーグ・マンチェスターCの練習でもFWバロテリ(現ACミラン)とコンビを組み、ゴールも記録。関係者を「創造性豊かで非常に賢い選手だ」とうならせた。
プロ2年目の今季は「得点とアシストで2桁以上」と目標を置く。幸先の良い1歩を踏みだしたが、主力として「逆転できた試合」と満足感はない。さらに最後は「この全員でつかんだ勝ち点1を次につなげて、次はサポーターに勝利を届けたい」と、力強い言葉で締めくくった。今後も清水が生んだ超新星・石毛から目が離せない。【前田和哉】
◆開幕戦最年少ゴール
18歳の清水MF石毛がJ1初ゴール。18歳5カ月9日での開幕戦得点は、06年に東京FWリチェーリが大分戦でマークした18歳6カ月27日を更新する最年少記録。これまでの日本人選手の記録は、94年の市原(現千葉)FW城彰二で18歳8カ月23日。



