<J1:名古屋1-1磐田>◇第1節◇2日◇豊田ス

 磐田はMF山田大記(24)の左足シュートで同点に追いつき、6連敗中の名古屋に引き分けた。昨季に続く山田のチーム1号で、名古屋から4季ぶりに勝ち点を獲得した。

 アウェーで、磐田の攻撃サッカーが躍動した。立ち上がりから、今季新加入のMFチョン・ウヨン(23)が、サイド、中央へと好機を演出。前半36分に、自陣でのパスミスから失点も、だれも下を向かなかった。練習試合では先制されるとそのまま反撃できずに終わっていたが、この日は違った。後半26分、ウヨンからの縦パスを受け取った山田がドリブルで切れ込み左足でシュート。相手GKの股を抜きゴール右隅に吸い込まれた。2年連続のチーム1号で、山田は「基本、シュートしか考えていなかった」と話した。

 90分間通して放ったシュート数は18本。名古屋の10本を上回った。特に、後半はシュート12本と圧倒しただけに、山田は「勝ちたかった」と悔しさをにじませた。だが「1週間ぐらい前から、新しいシステムの動き方が分かってきて。試合中ふと、サッカーが楽しいとすごく思えた。去年の終盤にはそういう気持ちにはなれなかった。きょうはフリーの状況が多かったけど、相手が消しにきても楽しめるようにしたい」と振り返った。

 アウェーで追いついての勝ち点1に、森下仁志監督(40)は「選手がたくましくなった」と目を細め、山田の得点に「ウヨンの所から縦にボールが入ったのが決定的だが、あれを決める(山田)大記の能力は日本でも1、2位を争う。去年(9点)より得点を取れると思う」と期待する。山田は「クロスもゾノ(金園)や前田さんに合わなかったり。アシストという部分も自分の仕事なので、その意味では反省点が多かった」と次のホームでの大宮戦を見据えた。【岩田千代巳】