<J2:G大阪3-3京都>◇第1節◇3日◇万博
「健太ガンバ」が洗礼を浴びた。J2は、3日に開幕。G大阪は、関西ダービーとなった京都戦を辛うじて引き分けた。“J2仕様”のがむしゃらに走る京都に、2度のリードを許すなど大苦戦。後半ロスタイムに、日本代表MF遠藤保仁(33)がPKを決め、勝ち点1を拾った。クラブ史上初の舞台では独走Vが期待されるものの、前途多難な幕開けになった。
「負けなくて良かった」…。日本代表DF今野が漏らした言葉が、この舞台の厳しさを象徴していた。最近10年で6シーズンもJ2暮らしが続く京都に大苦戦。相手はがむしゃらに走り、激しいプレスをかけてくる。まさにこれがJ2だ。前半24分に先制を許すと、一時は逆転しながらも、終盤の連続失点で敗戦危機に。苦しんで引き分けに持ち込み、今野はこう続けた。
「こういう試合が(J2では)続いていくのかな。覚悟をした方がいいということでしょう。(京都は)負けてもいいから、がむしゃらというか、捨て身な感じだった。自分自身、フリーになれたのも2~3回だけ。難しい試合でした」
明らかに運動量で負けた。自慢のパスワークは封じられ、放ったシュートは前半4本、後半3本だけ。ここは、きれいなサッカーでは勝てない-。そんなイメージすら刻まれてしまうような90分間だった。守備が崩壊して降格した昨季のように、まさかの3失点。一方で攻撃陣は3点を奪いはしたものの、うち2点がPKでは“判定負け”と言われても仕方がないだろう。
終了間際にPKを決め、辛うじて引き分けに持ち込んだ遠藤主将も複雑そうに言った。「状況からすれば負けてもおかしくない試合。(J2は)初めてやる相手も多いし、初めて顔を見る選手もいる。これから、そういう難しさと向き合わないといけない」。選手層は間違いなくJ2史上最強で独走優勝が期待されるが…。荒武者がそろうJ2では、簡単に勝たせてもらえそうにない。【益子浩一】



